バンビーノの呪いが衰退の原因

球場

レッドソックスはボストンがホームタウンのベースボールチームで、前身は1893年のウエスタンリーグで誕生した球団だといわれており、長い歴史を持っています。球団の本拠地は1912年に開場したフェンウェイ・パークです。

レッドソックスは1914年にベーブ・ルースを獲得すると、1915年と1916年に連続でワールドシリーズを制覇しましたが、1920年にベーブ・ルースをヤンキースにトレードしてからは成績が伸び悩むようになりました。1960年代にはリーグの優勝争いにレッドソックスも加わるようになりましたが、故障者が出たり、逆転負けすることが多くなり、優勝を逃し続けます。1980年代にはエラーでサヨナラ負けしてワールドチャンピオンになるチャンスを逃し、1990年代はワールドシリーズに進出できない年もありました。

ベーブ・ルースの愛称であるバンビーノが元になった「バンビーノの呪い」というジンクスは、レッドソックスの弱体化の原因がヤンキースにトレードされたベーブ・ルースの呪いだという内容で、ヤンキースのファンがレッドソックスファンをからかったりする時に使われることもあります。

しかし2004年にレッドソックスがヤンキースとの試合に勝利することで呪いはとけ、この年、レッドソックスは18年ぶりにリーグ優勝、86年ぶりにワールドチャンピオンになりました。その後も2007年と2013年にワールドチャンピオン、2017年に東地区で優勝しています。

ヤンキースとレッドソックスのライバル関係はいまだに続いており、現在でもレッドソックスからヤンキースへ選手を移籍することはファンからブーイングを浴びせられる原因になっています。